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2019/08/17 14:01

こんにちは!

今日は前回の【九谷焼】の続きです。

九谷焼には主な画法が6つあり『六様式』と言われています。
主な特徴を書いていきたいと思います。

【九谷焼 伝統の画法】

《古九谷・こくたに》明暦元年(1655~)
 青(緑)・黄・赤・紫・紺青の五彩で描く力強く男性的な色絵が特徴。
《木米・もくべい》文化四年(1817~)
 京焼の名工、青木木米によって確立された様式。
 全面に赤を施し五彩で人物を主に描いたものが代表的。


《吉田屋・よしたや》文政七年(1824~)
 大聖寺藩の豪商、富田家(屋号:吉田屋)が開いた窯。
 緑・黄・紫・紺青の四彩でうつわの内側を塗りこめた重厚ながら柔らかな画風が特徴。


《飯田屋・いいだや》天保七年(1831~)
 緻密な細い赤色の線に金彩を施した優美な作風が特徴。


《永楽・えいらく》慶応元年(1865~)
 京都の永楽和全の影響を受けた技法。
 全面に赤を下塗りし、その上に金のみで文様を描く「金襴手」という手法。
 絢爛豪華な美しさが魅力。


《庄三・しょうざ》天保十二年(1841~)
 赤絵や金襴手、古九谷、吉田屋の手法を取り入れた彩色金襴手。
 明治以降に輸出産業の主流となり一世を風靡した。

いかがでしたか?
写真でもその違いが分かっていただけるかなと思います(^ ^)
お好みの画法でうつわを選ぶのも楽しいですね♪